農業版iCD導入

勘と経験の農業から、誰もが育つ農業へ

農業版iCDは、ベテランの“なんとなく”を、
誰でも学べる形にする仕組みです

農業版iCDの特徴
  1. 業務(タスク)を体系化、業務の全体像を把握し、課題が見える
  2. 一人ひとりの業務(タスク)の遂行能力とスキルレベルを把握できる
  3. 自分自身の成長度合いを見える化し、成長のモチベーションにつながる
  4. 個人の強み、弱みに合わせた効果の高い教育ができ、教育コンテンツは再利用が可能
  5. 生産者(地域)の強み、弱みが視覚的に把握でき、注力すべき業務、教育がわかる

2021年度版農業タスクディクショナリ

農業人材育成のこんな悩み、ありませんか?

農業経営者が抱える人材育成の4つの壁

農業版iCDでベテランの“当たり前”を、
誰でも読める“レシピ”に

農業版iCDは、難しい仕組みではありません。
仕事が「どこまでできるか」を見えるようにしたものです

長年やっている人ほど、自分の仕事を「なんとなく」「感覚で」説明してしまいます。それは悪いことではなく、むしろ経験の証です。ただ、その「なんとなく」は、新人や後継者にはうまく伝わりません。

農業版iCDがしているのは、たったこれだけです。

  • 畑の仕事を、一つひとつの作業(タスク)に分ける
  • それぞれの作業について、「どこまでできるか」を5段階で確認する

たとえば「苗を植える」という作業も、

  • 苗の良し悪しを見分けられるか
  • 機械の手入れができるか
  • 決まった時間内に植えられるか

というように分けてみると、新人がどこでつまずいているのか、ベテランの何がすごいのか、初めてはっきり見えてきます。

感覚や経験を否定するのではなく、感覚や経験を「言葉と数字」に置き換えて、誰とでも共有できるようにする。それが農業版iCDです。

▶︎iCD協会によるiCDの説明動画(※外部リンクが開きます)

農業版iCD導入事例

サツマイモ生産法人(宮崎)

【背景】
青果用サツマイモの契約栽培・販売を中心に事業拡大。生産部では農業未経験者も多く、作業の属人化、スキル把握不足が課題

営農業務の体系化・可視化

管理者が把握していなかったタスクが判明。タスクの必要性や、タスク間の関係性が明確になり、業務フローが円滑化

効果的な人材育成可視化

個々のスタッフの強み・弱みを把握。弱みに合わせたトレーニングプラン、レベルに応じた人員配置が実現

スタッフのモチベーション向上

具体的な数値評価により不公正感が減少。管理者と成長プランを一緒に考えることができ、意欲が向上

熟練農業者のノウハウ共有化

指導できるスタッフと指導を受けるスタッフが明らかになり、作業内容・技術の伝達が効果的に

水稲生産法人・組合(鳥取)

【背景】
担い手の高齢化と減少が深刻。農地の集約・集積化が進む中、新たなオペレーターを短期間で育成することが必要

個人の業務遂行能力の
客観的把握視化

新規雇用時に初期診断を実施し能力を事前把握。適材適所の配置で即戦力化。育成環境のPRにより新
規雇用にも成功

指導時間の効率化

作業要点マニュアル整備により漠然とした指示が減少。新人の理解が向上し、繰り返し指示が不要に。指導時間が短縮

コミュニケーション機会の創出

職人気質のベテランが技術を言語化する場が誕生。集合研修により「教えたい」という積極姿勢が生まれ、ベテランと若手の交流が活発になった

農業版iCD導入の4ステップ

STEP
タスク作成・診断(仕事を書き出す)

畑の作業を一つひとつ書き出し、誰が何をどこまでできるか確認します。まずは「今ある仕事を知る」ことから始まります。

STEP
基準設定(レベルの目安を決める)

診断結果を見比べて、「このレベルなら一人で任せられる」といった自社の基準を決めます。何を目指せばいいかが、ここで初めて具体的になります。

STEP
育成への活用(弱点に合わせて教える)

基準と比べて足りないところが分かるので、一人ひとりに合った教え方ができます。漠然とした指導から、「次に何を覚えればいいか」が明確な指導に変わります。

STEP
人事評価へ反映(評価や給与に反映する)

できるようになったことが数字で残るので、昇給や評価にもつなげられます。「頑張りが正当に認められる」という納得感が、スタッフの意欲につながります。

農業版iCD準拠人材育成アプリ「TOP FARMERS」

農業版iCDを活用するために生まれたウェブアプリケーション「TOP FARMERS」を使って農業版iCDを登録すると、役割(農場長や現場作業員など)に応じた項目の表示/非表示や出力範囲の制御、入力データからのレポート作成が自動化することができます。